アミノ酸系シャンプーとは?|成分の見分け方と選び方を解説

アミノ酸系シャンプーとは?|成分の見分け方と選び方を解説
男性

・アミノ酸系シャンプーがいいって聞くけど何がいいの?
・「保湿」「サラサラ」表示で選んできたけど、これって正解?
・成分表の見方がわからない

ドラッグストアの棚で「保湿タイプ」「サラサラ仕上げ」「ボリュームダウン」の表示を見て、何となく良さそうなものを選ぶ。
そんな選び方をしてきた男性は多いのではないでしょうか?

しかし、シャンプーの本当の良し悪しは「成分表の最初に書かれている洗浄成分」でほぼ決まります。
これさえ知っていれば、棚の前で迷う時間が大幅に減ります。

本記事では、アミノ酸系シャンプーの仕組みと、成分表で見分ける具体的な3ステップを整理します。
その上で、向いている人・向いていない人とよくある誤解を解説します。

この記事を読み終わる頃には、あなたが今日からドラッグストアで自信を持ってシャンプーを選べるようになっているはずです。

かつて「保湿」「サラサラ」表示だけで選んでいた筆者が、成分表を読み込むようになって変わった体験をもとにお届けします。

この記事の結論まとめ

アミノ酸系シャンプーとは「アミノ酸系の洗浄成分をメインに使ったシャンプー」のこと
見分け方は「成分表の水の次に『ココイル〜』『ラウロイル〜』があるか」をチェック
「アミノ酸配合」表記だけでは本物とは限らない。配合位置が大事

この記事を書いた人

たき|薬剤師パパ

30代薬剤師。製薬メーカー勤務。2人の娘の父。
HOLO BELLを家族4人で4年半以上愛用中。
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目次

アミノ酸系シャンプーとは

アミノ酸系シャンプーとは、アミノ酸系の洗浄成分をメインに配合したシャンプーのことです。
髪や頭皮への刺激が穏やかで、洗い上がりにつっぱりにくいのが特徴です。

洗浄成分の種類とアミノ酸系の位置づけ

市販されているシャンプーは、洗浄成分の種類で大きく3つに分けられます。

洗浄成分の種類特徴
高級アルコール系洗浄力が強く泡立ちが良い。市販品の多くがこのタイプ
石けん系環境にやさしいがアルカリ性で髪がきしみやすい
アミノ酸系弱酸性で低刺激。サロン向け製品にも採用される

アミノ酸系の最大の特徴は、髪や頭皮と同じ弱酸性であることです。
必要な皮脂を残しながら汚れだけを落とすので、洗い上がりにつっぱりや乾燥を感じにくくなります。

高級アルコール系・石けん系との違い

テレビCMでよく見かける市販シャンプーの多くは高級アルコール系です。
泡立ちが良く爽快感がある一方、洗浄力が強すぎて頭皮の必要な皮脂まで落としてしまうことがあります。

なお「高級」は値段ではなく、化学用語で炭素の数が多いことを意味します。
消毒用アルコールとも別物なのでご安心ください。

洗浄力が強すぎるシャンプーを毎日使うと、乾燥やかゆみ、フケの原因になることがあります

アミノ酸系はその逆で、マイルドに洗うことを優先した処方です。
「とにかく爽快に洗いたい」方には物足りなく感じる場合がありますが、「頭皮の乾燥が気になる」方には選択肢になります。

たき

シャンプーの本当の差は「メイン洗浄成分」で決まります。次の章で見分け方を解説します!

アミノ酸系シャンプーの見分け方|成分表で見抜く3ステップ

ここからが本題です。
あなたがドラッグストアで成分表を見たときに、3秒で見抜けるようになる方法をお伝えします。

ステップ1|成分表は「水の次」を見る

シャンプーの成分表は、配合量の多い順に書かれています。
そして、ほとんどのシャンプーは1番目に「水」が来ます。

つまり、そのシャンプーの本当の主役は「水の次に書かれている成分」です。
そこに何が来ているかで、シャンプーの性格が決まります。

成分表は「水」を飛ばして、その次から3〜5個の成分をチェックします。
このゾーンに洗浄成分が複数並んでいるはずです。

ステップ2|「ココイル〜」「ラウロイル〜」を探す

水の次のゾーンに、以下の表記があればアミノ酸系シャンプーの可能性が高いです。

  • ココイル〇〇(例:ココイルグルタミン酸Na、ココイルメチルアラニンNa)
  • ラウロイル〇〇(例:ラウロイルメチルアラニンNa、ラウロイルグルタミン酸Na)

「ココイル」「ラウロイル」は、ヤシ油やパーム油などから取れた脂肪酸を意味します。
そこにアミノ酸(グルタミン酸・アラニン・グリシンなど)の名前が続いていれば、それがアミノ酸系の洗浄成分です。

覚え方はシンプルです。
「水の次に『ココイル』か『ラウロイル』が見えたらアミノ酸系」と頭に入れておいてください。

ステップ3|「アミノ酸配合」表記だけでは本物とは限らない

ここが最も大事なポイントです。

パッケージに「アミノ酸配合」「アミノ酸系シャンプー」と大きく書かれていても、本物のアミノ酸系シャンプーとは限りません

実は化粧品の表示ルール上、配合量がわずかでも「アミノ酸配合」と書けてしまうからです。
だから「アミノ酸配合」の表記だけを信じるのは危険なんです。

なぜなら、メインの洗浄成分は別の強い成分(ラウレス硫酸Naなど)を使っている場合があるからです。
ほんの少しだけアミノ酸を加えているだけの商品も多くあります。
これは「アミノ酸添加シャンプー」であって、本物のアミノ酸系シャンプーとは別物です。

成分表の水の次に「ラウレス硫酸Na」が来ていたら、それは高級アルコール系のシャンプーです
「オレフィンスルホン酸Na」もアミノ酸系ではなく、洗浄力の強い成分です。
「アミノ酸配合」と書かれていても、メインがこれらの成分なら本物のアミノ酸系ではありません。

パッケージの表示よりも、成分表の配合順位を優先してチェックしてください。

たき

かつての筆者は「アミノ酸配合」と書かれていれば全部アミノ酸系だと思っていました。成分表を読むようになって、表示と中身が違うことに気づいたんです。

アミノ酸系シャンプーが向いている人・向いていない人

アミノ酸系シャンプーは万能ではありません。
あなたの肌質や頭皮の状態に合うかどうか、確認してみてください。

アミノ酸系シャンプーが向いている人

  • 頭皮の乾燥やかゆみが気になる人
  • 乾燥が原因のフケが出やすい人
  • 洗い上がりにつっぱり感を感じやすい人
  • 癖毛で広がりやすい髪質の人
  • 抜け毛が気になり始めて頭皮環境を整えたい人
  • 家族で同じシャンプーを共有したい人
  • カラーやパーマを長持ちさせたい人

特に頭皮の乾燥が気になる方には、洗浄力がマイルドなアミノ酸系がおすすめです。
洗い上がりに必要な皮脂を残せるので、つっぱり感が出にくくなります。

アミノ酸系シャンプーが向いていない人

  • 皮脂分泌が多くてベタつきが気になる人
  • 整髪料を毎日たくさん使う人
  • シャンプーに爽快感や強い洗浄力を求める人
  • シャンプーにあまりお金をかけたくない人

皮脂量が多い方や整髪料をしっかりつける方は、アミノ酸系の洗浄力では物足りないと感じることがあります。
その場合はタウリン系(ココイルメチルタウリンNaなど)など、やや洗浄力が強めのアミノ酸系を選ぶと良いでしょう。
2度洗いで対応する方法もあります。

アミノ酸系シャンプーのメリットとデメリット

3つのメリット

1つ目は低刺激で頭皮にやさしいこと。
アミノ酸は人の肌や髪を構成する成分と同じです。肌と同じ弱酸性で、刺激になりにくいのが特徴です。

2つ目は保湿力が高いこと。
必要な皮脂を残しながら洗うため、洗い上がりに肌がつっぱりません。乾燥肌の方にも合いやすい処方です。

3つ目は髪のきしみが少ないこと。
キューティクルを開きにくい弱酸性なので、洗髪後の指通りがなめらかです。

3つのデメリット

1つ目は泡立ちがやや控えめなこと。
高級アルコール系に比べると泡立ちは弱めです。気になる場合は予洗いをしっかり行ってから使うと改善します。

2つ目は整髪料が落ちにくい場合があること。
洗浄力がマイルドなので、ハードワックスをガッツリつけた日は2度洗いが必要になることがあります。

3つ目は価格が高めなこと。
アミノ酸系の洗浄成分は原料が高価なため、市販品でも1,500〜3,000円前後が相場です。
高級アルコール系より高くなる傾向があるので、コスパ重視の方は気になるポイントかもしれません。

たき

デメリットも事実ですが、頭皮の乾燥が気になる方にとってはメリットのほうが大きいと感じています。

「保湿」「サラサラ」表示だけで選ばないでください

ここからは、筆者がかつて陥っていた失敗をお伝えします。
同じ選び方をしていた方は、ぜひ読んでみてください。

パッケージのキャッチコピーは洗浄成分とは別物

かつての筆者は、ドラッグストアで「保湿」「サラサラ」「ボリュームダウン」といった表示だけでシャンプーを選んでいました。
パッケージのキャッチコピーが選ぶ基準のすべてだったんです。

正直、当時は成分なんて見ていません。
「保湿って書いてあるからしっとりするはず」「サラサラって書いてあるから髪が軽くなるはず」。
それくらいの感覚です。

でも実際には、これらのキャッチコピーと洗浄成分の質には直接の関係がありません

「保湿」と書かれた製品でも、メイン洗浄成分が高級アルコール系の場合があります。
その場合、洗うたびに頭皮の皮脂を落としすぎている可能性があります。
「サラサラ」と書かれた製品も、シリコンや化学成分でコーティングしているだけで、頭皮の状態は改善していないかもしれません。

成分表をチェックする習慣をつけよう

成分表を読むようになって、筆者が一番驚いたのは「表示と中身は別物だった」ということです。

以前の筆者と同じように、表示だけでシャンプーを選んでいる方は多いと思います。
悪いことではありません。誰だって最初はそうです。

ただ、シャンプーは毎日使うものです。
1年で365回、5年で1,825回、頭皮に触れます。
その積み重ねが頭皮の状態を作ります。

だからこそ、パッケージの表示だけでなく成分表もチェックする習慣をつけてほしいんです。
3秒見るだけで、本物かどうかがわかります。

「毎回成分表をチェックする時間はない」「成分視点で厳選されたメンズシャンプーを知りたい」という方もいるはずです。
そんな方は、筆者が4年半愛用しているシャンプーのレビューもあわせてご覧ください。

アミノ酸系シャンプーに関するよくある質問

最後に、アミノ酸系シャンプーに関するよくある質問を紹介します。

アミノ酸系シャンプーは本当に頭皮にやさしいですか?

洗浄成分が弱酸性で肌と同じpHのため、刺激になりにくいのは事実です。ただし「アミノ酸系=絶対に肌にやさしい」とは限らず、防腐剤や香料などの添加物次第で刺激になることもあります。成分表全体をチェックしましょう。

アミノ酸系シャンプーはどこで買えますか?

ドラッグストアにも一部置かれていますが、種類が限られています。種類を比較したい方は、Amazonや公式通販のほうが選択肢が広がります。価格は1,500〜3,000円前後が目安です。

アミノ酸系シャンプーは抜け毛や薄毛に効果がありますか?

シャンプー自体に「抜け毛を治す」「発毛させる」効果は期待できません。ただし洗浄力がマイルドで頭皮環境を整えやすいため、頭皮トラブルによる抜け毛が気になる方には選択肢になります。深刻な薄毛は専門医にご相談ください。

アミノ酸系とノンシリコンは同じですか?

別の概念です。アミノ酸系は「洗浄成分」の話、ノンシリコンは「コーティング成分」の話です。アミノ酸系でもシリコンが入っている製品はありますし、その逆もあります。両方を求めるなら成分表で個別にチェックしてください。

アミノ酸系シャンプーは毎日使ってもいいですか?

毎日使えます。むしろ低刺激で毎日使うことに向いた処方です。ただしハードワックスを使った日などは2度洗いをおすすめします。1度目は予洗い感覚で、2度目でしっかり洗うと汚れが落ちやすくなります。

男性にもアミノ酸系シャンプーは合いますか?

合います。男性は皮脂量が多いので、洗浄力がマイルドすぎると感じる場合があります。その場合はアラニン系やタウリン系を選ぶと程よい洗浄力になります。乾燥肌の男性や癖毛の男性には特におすすめです。

まとめ:アミノ酸系シャンプーは「成分表」で選ぼう

アミノ酸系シャンプーを正しく選ぶには、3ステップを押さえてください。

  • 成分表は「水の次」を見る
  • 「ココイル〜」「ラウロイル〜」を探す
  • 「アミノ酸配合」表記だけでは本物とは限らないと知る

そして、パッケージのキャッチコピーよりも成分表を信じる習慣をつけてください。
「保湿」「サラサラ」「ボリュームダウン」の表示は、洗浄成分の質とは別物です。

シャンプーは毎日使うもの。
選ぶ目を持つだけで、5年後の頭皮は確実に変わります。

※本記事の内容は筆者個人の体験と見解に基づいています。効果には個人差があります。

成分視点でレビューしたメンズ向けアミノ酸系シャンプーをチェックしたい方は、こちらの記事もあわせてご覧ください。

P.S.
筆者はかつて、ドラッグストアで「保湿」「サラサラ」と書かれたシャンプーを何となく選んでいました。
成分表を読むようになって、表示と中身が違うことに気づいたんです。
あなたが同じ後悔をしないように、まずは今お使いのシャンプーの成分表をチェックしてみてください。

たき

最後まで読んでいただきありがとうございます!


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この記事を書いた人

30代薬剤師。製薬メーカー勤務。2人の娘の父。HOLO BELLを家族4人で4年半以上愛用中。全製品を自費購入しています。独自アンケート30名分のデータも保有。

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